のど

のど の病気

※気になる病名をクリックすると詳細が見られます。

のどが痛い

急性咽頭炎急性扁桃炎扁桃周囲炎

声がかすれる、声が出にくい

急性喉頭炎声帯ポリープポリープ様声帯声帯結節喉頭癌、加齢による変化

のどの違和感

逆流性食道炎慢性咽喉頭炎咽喉頭異常感症慢性副鼻腔炎

味がわからない

亜鉛欠乏症、慢性副鼻腔炎

急性咽頭炎

急性咽頭炎とは

咽頭に起こった急性の炎症です。咽頭は鼻腔や口腔から食道に連なる12㎝位の管で、下図のように上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つに分けられ、特に中咽頭には口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)などのリンパ組織が多数存在しています。多くはかぜ症候群によるウイルス感染ですが、これに細菌感染が加わると悪化します。最初から細菌感染の場合もあります。口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)が特に強い炎症を起こしている場合、扁桃炎と呼びます。

症状

のどの痛みが現れ、発熱や倦怠感、頭痛を伴うことがあります。

原因

アデノウイルス、コクサッキーウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルス感染、溶連菌、インフルエンザ菌などの細菌感染によるものがほとんどですが、粉塵や刺激性のガス、煙などが原因で起こることもあります。

治療

よくうがいをしてのどを清潔にし、安静にすることです。刺激物は避け、十分な水分補給を行います。痛みや発熱に対し、解熱鎮痛薬を使用します。細菌感染が疑われる場合は抗生物質を投与します。

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急性扁桃炎

急性扁桃炎とは

口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)に強く炎症が起こったものです。

症状

悪寒を伴う高熱で発症し、のどが激しく痛みます。扁桃腺(口蓋扁桃)は真っ赤に腫れますが、白っぽい膿がくっつくようになります。

原因

感冒(風邪)や過労によって抵抗力が弱まり、もともと居た細菌が扁桃腺(口蓋扁桃)で増殖し、急性扁桃炎を引き起こします。起炎菌は主に連鎖球菌ですが、肺炎球菌などで発症することもあります。

治療

抗生剤を主に、症状に応じて鎮痛解熱剤を併用します。

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扁桃周囲炎

扁桃周囲炎とは

急性扁桃炎に続いて発症し、口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)の周囲に炎症が波及した状態です。悪化すると膿瘍ができることもあります。

症状

急性扁桃炎よりもひどい咽頭痛で高熱も伴います。ひどくなると口を開けることも困難になります。また、痛くてつばを飲み込むこともできなくなります。

原因

急性扁桃炎の原因になる菌に加え、嫌気性菌という空気に弱い菌が原因となります。

治療

抗生剤を中心とした点滴や内服を行います。膿瘍を作ってしまった場合は切開して膿を出さなければならないこともあります。<

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急性喉頭炎

急性喉頭炎とは

喉頭粘膜の急性炎症です。ウイルス感染によるものがほとんどで、風邪の一部の症状であることが多く、鼻水や咽頭炎を伴います。

症状

声枯れ、声が出ない、のどの痛み、発作性の咳などの症状があります。

治療

適切な湿度を保ち、タバコなどの有害物質、刺激物質の吸引をしないこと。声を出さないようにすることです。抗生剤やステロイド剤の吸入が有効です。重症になると呼吸困難を来すことがあるので注意が必要です。

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声帯ポリープ

声帯ポリープとは

声帯の出血が原因で、最初は鮮紅色ですが、時間が経つと暗赤色になります。出血が軽く吸収が進んだ場合は半透明になります。形は様々です。片方にできることが多いのですが両方にできることもあります。

症状

ガラガラとした声になる、カラオケなどで高い声を出そうとすると声が出ない、裏返るなどがあります。

原因

声帯の酷使や喫煙が原因となります。

治療

声帯に負担がかからないような発声法を行ったり、手術でポリープを切除します。

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ポリープ様声帯

ポリープ様声帯とは

声帯全体に浮腫(水ぶくれ)があり、ブヨブヨしたポリープです。声を酷使した人に多く見られます。

症状

ガラガラ声、高い声が出ないなどですが、水ぶくれが酷くなると呼吸困難を起こします。

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声帯結節

声帯結節とは

白色の小結節が両側声帯の前1/3の部位に対称的にできます。小結節の割に音声障害が強く、歌手、教師などに多く見られます。また、大声を出す小児(特に男児)に多いとされています。

症状

声がかすれる、高い声が出ないなどです。

治療

正しい発声法を練習します。消炎剤やステロイドの吸入を行い、改善が見られない場合には手術を行います。

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喉頭癌

喉頭癌とは

喉頭とは 首のところにある臓器で、食道と気道を分離しています。いわゆる「のど仏」です。喉頭に出来た癌を喉頭癌といいます。

症状

喉頭のどこに出来たかにもよりますが、声枯れ、のどの違和感、首が腫れた、呼吸が変などです。

原因

喫煙が原因となります。

治療

進行の度合いによって異なります。手術や放射線治療、放射線・化学併用療法などです。

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逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

胃から胃酸や腸液等が食道に逆流し、炎症を起こす病気です。食道と胃の境目は普段は筋肉がしっかり締まっていますが、食べ物を食べると筋肉が緩くなり、食道から胃に食べ物が送られます。その筋肉が緩んでしまうと胃の中のものが食道に逆流してしまいます。胃酸は強い酸性ですので、食道の粘膜にとっては炎症の原因となります。

症状

胸焼けや酸っぱい液体が口まで上がってくるなどの症状を呈します。逆流した胃液がのどの炎症を引き起こすこともあります。その場合、のどの違和感や痛み、声枯れなどの症状が出現します。

原因

脂肪やタンパク質の多い食事、加齢、姿勢が悪いことが原因となります。食道裂肛ヘルニアなど他の病気に続発することもあります。

治療

生活習慣の改善や胃酸の分泌を抑える薬、食道の粘膜を保護する薬などを内服します。

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慢性咽喉頭炎

慢性咽喉頭炎とは

咽頭、喉頭粘膜が長期間にわたり炎症を起こしている状態です。鼻・副鼻腔炎による後鼻漏(鼻からのどに鼻汁がたれてくること)や逆流性食道炎による胃酸の逆流が原因となります。結核や梅毒、真菌症なども原因となります。

症状

声枯れや咳などですが急性咽頭炎、喉頭炎よりは症状が軽度です。のどの違和感や咳払いといった症状を訴えることも少なくありません。

治療

室内の湿度を保つ、声を使いすぎないようにする、禁煙、ネブライザー療法(のどの吸入)などです。副鼻腔炎や逆流性食道炎を合併している場合はその治療を行います。

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咽喉頭異常感症

咽喉頭異常感症とは

局所疾患や全身疾患がなく、明らかな基礎疾患がない場合に咽喉頭異常感症と診断されます。不安や自律神経失調症、心身症の人に多いとされています。

症状

のどに何か詰まっている、のどがイガイガする、塞がった感じがするなどの症状を訴えます。

治療

症状の強さに応じて対症療法を行うのが一般的です。

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亜鉛欠乏症

亜鉛欠乏症とは

私たちは舌にある味細胞が味の刺激を受け、味覚細胞へ伝達することにより味を感じています。亜鉛が不足すると味細胞の新陳代謝が滞り、味細胞が減って味覚細胞へ伝達できなくなり、味覚障害が起こります。亜鉛不足の期間が短ければ一時的ですが、長くなると味細胞の再生が困難となります。

原因

1.亜鉛の摂取不足:ダイエットやインスタント食品などにより亜鉛をしっかり摂れていない。
2.亜鉛の消費が多い:ストレスやアルコールの過剰摂取、激しい運動などにより亜鉛は消費されます。
3.亜鉛の吸収を妨げる:一部の薬剤や食物により吸収が妨げられるものがあります。

治療

食生活の改善、亜鉛製剤の投与が一般的です。

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